養老の滝
養老の滝
ヨウロウノタキ(岐阜県 養老町)
ヨウロウノタキ(岐阜県 養老町)
概要
養老の滝は、高さ約30メートル、幅約4メートルあり、豊かな自然に囲まれた養老公園の奥深くにあります。
その姿は雄大で美しく、流れ落ちる水は冷たく清らかで、古くからたくさんの文化人にも親しまれ、江戸時代には葛飾北斎が浮世絵に描いています。
また、養老の滝には親孝行な木こりの「孝子伝説」が伝えられています。
その昔、木こりの源丞内が山中で酒の味がする湧き水を見つけ、その水を年老いた父に飲ませたところ、すっかり若返りました。この不思議な出来事は奈良の都まで伝わり、元正天皇が行幸されました。そして「これは老いを養う若返りの水です」と仰せになり、年号を養老と改め、この地方の人々の税金を免除したといいます。
その他の画像
交通・アクセス
<公共交通機関>
養老鉄道「養老駅」より徒歩40分
<車の場合>
東海環状自動車道養老ICより車で約10分
名神高速道路養老SAスマートICより車で約20分
周辺ガイド
養老公園
岐阜県の西南部、西美濃の養老山麓に位置し、明治13年に開設しました。春はさくら、夏の新緑、秋はもみじ、豊かな自然と美しい景観の公園です。園内には現代芸術家・荒川修作と、詩人のマドリン・ギンズの構想による体験型芸術庭園「養老天命反転地」、自然の地形と環境を十分生かしたこどもの遊び場「岐阜県こどもの国」や、女性や中高年の方そしてゴルフを始めたばかりの方も楽しめる「養老パークゴルフ場」などあります。
菊水泉
養老神社境内にあり、元正天皇が浴された美泉と伝えられ、昭和60年に「養老の滝、菊水泉」で環境庁から名水百選の指定を受けました。
楽市楽座・養老
大型テント張りの施設内には9店舗が配置され軽食から季節料理、郷土料理などのメニューが並ぶほか、おみやげ、観光案内の店舗も出店しています。
養老山頂登山道
養老公園の背後にあり、年間約1万人の登山客があります。登山道を歩くと標高859mの養老山に到着できます。養老山頂からは濃尾平野を一望することができ、爽快感いっぱいに山歩きが楽しめます。