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七滝

七滝
ナナタキ(秋田県 小坂町)

概要

「日本の滝百選」のひとつに数えられる名瀑「七滝」。約60mの高さから七段にわたって流れ落ちるこの滝は、源を十和田湖外輪山付近に発しています。

小坂町中心街と国立公園「十和田湖」を結ぶ樹海ライン沿いにあります。滝を背景にした水車小屋、滝つぼ近くへ架けられた曲線を描く橋、商売繁盛の竜神様を祀る七滝神社が一段と風情を感じさせ、心を和ませてくれます。

ふもとの緑地広場では、様々な角度から滝を眺められます。桜の開花期や新緑、紅葉の季節にはベンチや広げたシートでゆっくりとくつろいだり、散歩したりする人たちの姿も。広場から気軽に橋を渡って、間近で滝つぼを鑑賞できるのも魅力の一つです。

樹海ラインを挟んで向かいにある道の駅「こさか七滝」地内に売店・レストラン、産直施設があり、このほか周辺には、町産ブドウでワインを醸造する「小坂七滝ワイナリー」、菜種油の搾油施設も点在するなど、食事や買い物、施設見学を満喫できます。

七滝伝説

その昔、七滝村に孫左衞門という大地主がいました。彼は自分の力を誇示するために、不思議な力があると恐れられ、物を投げることを禁じられていた七滝に七十余りの薪を落としたのです。

薪が4段目の滝壺に落下すると同時に、天地を揺るがす大鳴動と共に、苦痛のうめきが怪しく水中から聞こえ薪は二度と浮かび上がらなかったのです。孫左衞門は、今更ながら滝の恐ろしさに震え上がり、病の床についてしまいました。
実はこの滝は大蛇の化身でした。夢枕に現れた傷だらけの姿の大蛇は恨みを語り、孫左衞門を苦しめました。彼は一心に反省し、七滝に神社を建立し、自らの罪をつぐなったのです。
孫左衞門の建てた神社は今も、信心深い人々の参拝で賑わっています。

その他の画像

交通・アクセス

<公共交通機関>
JR奥羽本線大館駅から車で40分。
JR花輪線十和田南駅から車で25分

<車の場合>
東北自動車道小坂ICから車で10分

周辺ガイド

道の駅「こさか七滝」

道の駅「こさか七滝」は、名瀑「七滝」を眺めることができる休憩・観光情報施設です。畳やテーブル、イスを備えた広々とした休憩所のほか、地場産物を活用したメニューの食事、特産品や土産品を買い求められる滝の茶屋「孫左衞門」、季節の旬の山菜や農産物、農産加工品などをそろえる産直センター「ハートランドマーケット」が隣接しており、思い思いのひとときを過ごせます。
※営業期間:4月中旬~11月上旬(予定)

康楽館

小坂鉱山従業員及び家族の慰安施設として立てられた、日本最古の現役芝居小屋です。外観は、正面屋根のアメリカ木造ゴシック建築の影響を受けた軒飾り、唐草がからんだ棟飾りなど、白亜の西洋建築です。現在は県内外からの多くの観光客で賑わっています。

小坂鉱山事務所

小坂鉱山事務所は明治38年に創建されて以来、平成9年までの92年間にわたり、小坂鉱山のシンボルとして小坂鉱山の歴史を見続けてきました。現在は移築され町の観光施設として再オープンしましたが、その華麗な姿は今も人々を魅了し、観光のシンボルとして小坂町の未来を見つめています。

小坂鉄道レールパーク

小坂鉄道は明治41年、鉱山の発展とともに増大した貨物輸送用として小坂~大館間(22.3㎞)が開通しました。貨物輸送の需要減退により、平成21年に営業を廃止。その後、鉄道遺産としての保存・活用を目的に線路や設備を修復し、体験型のテーマパーク「小坂鉄道レールパーク」として生まれ変わりました。現在は、全国的にも珍しいディーゼル機関車の乗車体験や、ラッセル車、蒸気機関車など貴重な車両の見学、上野~秋田・青森方面を結び親しまれた寝台特急「あけぼの」へ宿泊ができるなど、心に残る魅力が満載です。
※営業期間4月~11月(予定)

お問い合わせ

お問合せ先:秋田県小坂町
担当課:観光産業課観光商工班
電話:0186-29-3908
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