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九十九里浜(千葉県 旭市)

九十九里浜
クジュウクリハマ(千葉県 旭市)

概要

九十九里浜は、千葉県房総半島東岸にある刑部岬と太東崎の間の、旭市飯岡から一宮町東浪見までの、太平洋に面している約60キロメートルの海岸です。

屏風ケ浦は、高さ35メートル~60メートルの断崖絶壁が刑部岬から東隣の銚子市まで約10キロメートルにわたって続いており、イギリスのドーバー海峡の断崖にちなんで、「東洋のドーバー」と呼ばれています。過去700年間で6キロメートルの陸地が浸食され、かつて平安時代末期には、源義経家臣の武将、片岡常春の居する佐貫城がありましたが、その城址は海中に没しました。

旭市の矢指ケ浦海岸の「やさし」の由来は、一里ごとに矢を刺して九十九里を測ったためといわれています。遠浅で静かな波、美しい砂浜が海水浴客を引き寄せます。

刑部岬や九十九里浜からは、昇る朝日、沈む夕日を眺めることができ、日本の朝日百選、日本の夕陽百選に選ばれているほどの美しさです。また、岬には昭和31年に建設された飯岡灯台があり、明かりは38キロメートル先まで届きます。

その他の画像

交通・アクセス

<公共交通機関>
  • 矢指ケ浦海岸
    JR総武本線旭駅より旭市コミュニティバス旭南ルート
    右回りにて約15分、「椎名内仲町」下車徒歩5分
  • 飯岡海岸
    JR総武本線旭駅より千葉交通バス旭ー銚子線銚子行きにて約15分、「食彩の宿いいおか入口」下車徒歩5分
    または、JR総武本線飯岡駅より旭市コミュニティバス
    東西線東行きにて約10分、「食彩の宿いいおか入口」下車徒歩5分

<車の場合>
  • 千葉県東金道路経由
    東関東自動車道から千葉東金道路を経由し、
    横芝光ICから国道126号で約35分
  • 東総有料道路経由
    東関東自動車道・大栄ICから
    東総有料道路を経由し、終点から約40分

周辺ガイド

飯岡刑部岬展望館

屏風ヶ浦の西端に位置する高さ約60mの断崖絶壁にあり、太平洋と九十九里浜を一望できます。また、展望館に隣接する飯岡灯台は、千葉県内で初めて「恋する灯台」に認定されました。

飯岡灯台

浪曲「天保水滸伝」中では遊侠渡世の悪役ですが、飯岡助五郎は付近一帯の網元として漁業経営を行い、海岸に護岸を築くなど社会政策にも功労がありました。墓は光台寺の境内にあります。

大原幽学史跡

長部村を中心に後半生を村の改革に捧げた「大原幽学」の旧宅で、設計は幽学自身が当たりました。
幽学の説くところは、農村生活全般の改善に及び、世界最初の農業協同組合である「先祖株組合」の創設、日本で最も早い時期の耕地整理、住居移転等、先進的な農業経営を提唱し、農民の生活向上に多くの寄与をしました。その教えは、現代の旭市の農業基盤をつくりました。

龍福寺の森

この森は、仙滝山龍福寺に対する人々の信仰に支えられ、歴代の住職の努力によって残されてきた森です。 非常に湧水が多いために土壌が常に湿潤にたもたれ、北東に飯岡台地を背負い南西に開いた地形が、この湧水の効果とあいまって、冬季温暖、夏季冷涼な気候をつくりだしています。そのために、寒地性の植物と暖地性植物とが混在して生育しており、学術上貴重な植物のあつまり(植生)を示しています。

お問い合わせ

お問合せ先:千葉県旭市
担当課:企画政策課 政策推進班
電話:0479-62-5382
自治体HP:http://www.city.asahi.lg.jp/
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