羽黒山 参道の杉並木
羽黒山参道の杉並木
ハグロサンサンドウスギナミキ(山形県 鶴岡市)
ハグロサンサンドウスギナミキ(山形県 鶴岡市)
概要
出羽三山は、月山、羽黒山、湯殿山の総称であり、古くから山岳修験の山として知られています。開山は約1,400年前、第32代崇峻天皇の皇子である蜂子皇子が三本足の霊烏に導かれ、出羽三山を開いたとされています。
随神門から始まる表参道は、全長約1.7km、2446段の長い石段です。両側には樹齢350~500年の杉並木が続き、その数は400本以上で国の天然記念物に指定されています。
「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」にて、3つ星を獲得しました。
途中の石段に盃や、ひょうたん、蓮の花などが33個彫られているといわれ、これを全部見つけた人は願いが叶うといわれています。山頂まで徒歩で1時間。
石段中腹にある羽黒山南谷は、約300年前に築造した別院跡。今は一部の礎石を残すだけですが、池を配した庭園は周囲の自然を巧みに取り入れて名園の面影を今に伝えています。県指定史跡で、全国かおり風景100選に選定されています。
その他の画像
交通・アクセス
<公共交通機関>
- 羽黒山登り口まで
JR鶴岡駅から羽黒山頂行バスで約40分
→随神門下車
→徒歩1分
◎庄内空港から約45分(タクシー等)
<車の場合>
- 羽黒山登り口まで
山形自動車道庄内あさひICから約30分
周辺ガイド
羽黒山山頂三神合祭殿
月山・羽黒山・湯殿山の三神を合祭した日本随一の大社殿です。厚さ2.1mの萱葺の屋根、総漆塗の内部など、その全てに迫力があり見ごたえ十分。前方の鏡池は、神秘の御池として古来より多くの信仰を集め、羽黒信仰の中心でもありました。
月山
出羽三山の主峰月山は標高1984m。県のほぼ真ん中にそびえ立ち、磐梯朝日国立公園の北域にあたります。ブナの原生林や珍しい高山植物など美しい大自然が今に残っています。<登山可能時期は7月1日~10月上旬(山頂の月山神社本宮は7月1日~9月15日参拝可能)>
湯殿山
「語るなかれ」「聞くなかれ」修験道の霊地・湯殿山は、出羽三山の奥宮とされ、湯殿山神社本宮は、温泉の湧き出る巨岩が御神体で、神秘的な姿を今に伝えます。<開山は5月上旬~11月上旬>
いでは文化記念館
出羽三山の歴史と文化遺産の数々を展示。「映像シアター」では、臨場感あふれる映像を駆使して「出羽三山の四季」や山伏修行「秋の峰入り」「松例祭」等を上映。目で見て楽しみながら出羽三山の世界を学ぶことができます。