立山美女平・ブナ坂・下ノ小平
立山美女平・ブナ坂・下ノ小平
タテヤマビジョダイラ・ブナザカ・シモノコダイラ(富山県 立山町)
タテヤマビジョダイラ・ブナザカ・シモノコダイラ(富山県 立山町)
概要
ブナと立山杉の巨木が見事な森を形成しています。特に立山杉は、幹周り6m以上の巨木が147本確認され、国内でも数少ない天然性杉の集団的生育地です。
平成17年3月に9本の杉に愛称(出迎え杉・子育て杉・仙洞杉など)をつけ、樹形や他の樹木との共生のようすを見ながらの散策を楽しんでいます。
オオルリやキビタキ・ウグイス等60種類以上の野鳥が生息し、内廻りや外廻りの探鳥コースが整備され、バードウォチングを楽しむ人もたくさん訪れます。
6月の雪解けのあとには、イワカガミやムラサキヤシオツツジ・トチバニンジン・エンレイソウ・ツクバネソウ・トチなどの花々を見ることができます。
交通・アクセス
<公共交通機関>
JR富山駅から、富山地方鉄道の電車で1時間
「立山駅」下車。ケーブルカーで7分。徒歩20分
<車の場合>
北陸自動車道「立山」インターから、立山駅まで40分。
ケーブルカーで7分。徒歩20分。
周辺ガイド
立山黒部アルペンルート
立山駅から室堂・黒部ダムを通り、長野県大町市へ抜けるルートで、4月17日から11月30日まで全線開通している。ケーブルカー・高原バス・ロープウェイなど乗り継ぐ。トロリーバスは全国でも、ここにしかない乗物。
弥陀ヶ原
標高1,600~2,000mにかけて、東西4km、南北2kmで面積8㎡の溶岩台地。大小3千の池塘(餓鬼の田)が点在する。木道が整備され、高山植物を眺めながらの散策がお勧め。9月下旬から始まる紅葉は、見事。
室堂
標高2,450mで、アルペンルートでは最高所の駅がある。そばには、名水百選に選ばれた「玉殿の湧水」、水蒸気爆発でできた「ミクリガ池」、重要文化財で日本最古の山小屋「立山室堂」など、見所も多い。季節によっては、ライチョウに出会えることもある。
黒部ダム
昭和38年「世紀の大事業」として、当時の金額で513億円、延べ1,000万人の人手により7年の歳月を経て完成。ダムの高さは186mで、日本一。平成17年3月には、「ダム湖百選」に認定された。